ビジネス書を辞め、歴史や小説を読むようにしている。
最近読んだ関ヶ原、上中下巻とかなりの長編小説だが非常に面白い。
内容は、史実の関ヶ原の合戦前後の西軍と東軍の物語。
豊富秀吉が亡くなるところから物語は始まり、その後徳川家康が粛々と天下を狙い、それを石田三成を中心とした勢力が阻止しようとお互い画策する。史実の通り、大義があった西軍は軍勢では優っていたものの、大量の離反者が出たために史実通り破れる。
関ヶ原の合戦では西軍優位で終始進むが、結果的には小早川秀秋の裏切りによって西軍は敗れ、三成は後日処刑となる。
驚くのは、西軍は東軍よりも多くの軍勢を持っていたが実際に戦っていたのはその3分の1程度の勢力。それでも優勢に戦は進んでいた。また大義は西軍側にあった。普通に考えれば西軍が勝って当然の戦いではあったし、秀秋一人さえ裏切らなければ関ヶ原自体も土壇場で勝っていた。
敗因は「組織」や「義」やお金などの「利」ではなく何よりも「人」であったのではないかと思う。
石田三成を恨むものの多さ。毛利輝元に将来を見えず徳川に内通する家臣たち。
これは現代の職選びでも同じではないかと思う。
入りたいと思った会社に自分の嫌いな人、尊敬できない人がいたらおそらく入社の決意は弱まるであろう。関ヶ原でいう西軍は、現代でいう、超有望な有名企業ではないだろうか。それでも多くの有力大名が西軍につかなかったのは、西軍側の人を通じて組織の未来に明るい展望が見えなかったからだろう。
徳川家康の巧みな知略が功を奏したのももちろんあるが、西軍側の幹部人材に将来が見えず東軍に自ら離反した大名は非常に多かったように思える。
現代の企業組織においても、有能な若手の離職の多い企業は「義」や「利」が原因というよりも「人」が結果的に大きな原因という点で関ヶ原の時代と通じるところがあるように思える。
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東京で働く旅する社会人ブロガー
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